第11回となる今回は、収益・費用、消費税、株式、訂正仕訳、と盛り沢山の回となります。
「仕訳」のカテゴリーです。
収益・費用
今まで出てこなかった、収益と費用の勘定科目
収益・・・外部よりお金が入ってくる原因(受取◯◯、◯◯益)受取手数料 | 取引所などに発生する手数料 |
受取地代 | 土地の賃貸収入 |
受取家賃 | 建物の賃貸収入 |
雑益 | 営業活動に関係のない収入 |
固定資産売却益 | 固定資産を売却した時に生じた収益 |
広告宣伝費 | チラシ代、ポスターなどの支出 |
支払地代 | 土地の賃借で生じた支出 |
支払家賃 | 建物の賃貸で生じた支出 |
消耗品費 | 文房具など、短期的に使用されるもので金額の小さいものの購入金額 |
法定福利費 | 健康保険料、雇用保険料、厚生年金保険料などの |
租税公課 | 印紙代、建物の固定資産税、自動車税 |
雑損 | 営業活動に関係のない損失 |
固定資産売却損 | 固定資産を売却した時に生じた損失 |
消費税
消費税・・・商品、サービスの売買時に課される税金仮払消費税・・・商品を仕入れた時、仕入代金の他に支払った消費税
仕入時
商品110円(税込み)を仕入れ、代金は現金で支払った。なお、消費税率は10%である
仕入 100 / 現金 110
仮払消費税 10
売上時
商品550円(税込み)を売り上げ、代金は現金で受け取った。なお、消費税率は10%である
現金 550 / 売上 500
仮受消費税 50
株式
株式会社・・・株式を発行して資金を調達する企業形態株主・・・出資者(株式を買った人)
例
甲会社は、会社の創設にあたり、株式100株を1株あたり100円で発行し、全会社の払い込みを受け、払込金額は当座預金とした。
当座預金 10000 / 資本金 10000
訂正仕訳
訂正仕訳・・・誤った仕訳を削除するのではなく、訂正し、改めて仕訳をすること。ポイント
① 逆仕訳を行う
② 正しい仕訳を行う
例1
商品100円を仕入れ、代金のうち20円は現金で支払い、残額は誤って次の仕訳をしていた。
仕入 100 / 現金 80
買掛金 20
逆仕訳
現金 80 / 仕入 100
買掛金 20
正しい仕訳け
仕入 100 / 現金 20
買掛金 80
①仕入れは貸方、借方が同じ仕訳なので、相殺します。
②現金の差額が60円 買掛金の差額が60円
訂正仕訳
現金 60 / 買掛金 60
訂正仕訳は少し混乱しますが、一個一個丁寧に考えれば、意外と簡単にできてしまいますねd(^_^o)